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2022/02/03 00:40

昨年の12月に山梨県身延町にある醍醐山にてクロモジを採取してきました。
醍醐山を愛する会の皆さんの協力の元作業を進めました。
その時の詳細を含めて別記事でアップしようと思います。
今回は季節は冬ですのでもちろん、葉っぱはありません。
しかし、クロモジの倒木が見つかり、木部の部分を予定外に沢山採取できました。

大体9kgです。細かくチップにしての総量です。


前回、秋に入ったばかりの時は北杜市白州の山にて採取したクロモジを蒸留しました。
その時はまだ葉っぱが沢山ついておりましたので、葉と枝と共に行いました。
採れたウォーターは甘くてとても良い香りです。
インフューズドオイルも作りましたが、こちらもとても女性らしい香りです。

醍醐山で採取した木部のみ(枝と幹)のものからは確かにクロモジの香りはしてきます。
いざ蒸留してみると採れたウォーターはもっと漢方の様な香りで、白州の時の様な華やかさは全くありません。
精油はわずかですが抽出できています。こちらも シャッキとした感じです。

さて、皆さんは「くろもじ」と言ったらどの様な香りをイメージできるでしょうか?

と言ってもクロモジ自体を知らない方も多いかもしれません。

精油でローズウッドという木部の精油があります。とても華やかな香りがする精油です。クロモジはこのローズウッドとよく似た香りがします。成分もとてもよく似ています。リナロールを多く含みます。

どちらかと言うと、このローズウッド、華やかな甘みのある香りをイメージする方が多いと思います。

採取する時期と使用する部位によりこんなにも違いがあるものなのだと驚かさせれました。

さてさて、「鳥樟」(ウショウ)って知ってますか?
ワタシは全然知りませんでした。

鳥樟はよい香りの精油成分を持つ、クロモジの幹と枝から取れる生薬のようです。

ウショウの効果と効能

ウショウには、高ぶった神経を鎮めてよく眠れるようにする作用、痰を除き、咳を鎮めたり、気管支粘膜の充血を取る作用などがあります。また、一時的に血圧を下げる作用も確認されています。

 原料となるクロモジの根皮には、胃腸の働きをバランスよく整える芳香性健胃薬としての効能や、急性胃腸炎や下痢などにも効きめがあります。クロモジの枝葉は刻んで入浴剤にすると、神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛に加え、体を温める効果もあるので冷え症(冷え性)や、湿疹、小児の皮膚のただれにもよいといわれています。ウショウを薬酒に使うと、煎じたときに比べて香り高い精油成分が効率的に抽出されます。

ちなみに木部をチップにしたものをオイルに漬け込みました。

見るからに生薬って感じがしますね~。

これはこれで新しい発見なのですが、ワタシが求めているものと、ちょっと違ったものの発見になりました。
焦らず、じっくりと探求していこうと思います。

新しいクロモジが採取できそうなのが、5月くらいかなぁ~。
それまで今あるものが貴重なお宝になりそうです。


感謝☆天意

  

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